活躍する卒業生GRADUATES MESSAGE Vol.5112通機動隊はそのうち約40名と、白バイ隊員になるには狭き門を突破する必要があります。私は交番勤務をしつつ上司に志願し続けて推薦をいただき、白バイ隊員の第一歩である養成課程に入ることができました。訓練では、身長が低いこともあり、他の人と比べてなかなか上手く乗ることができずに苦労しましたが、無事修了することができました。た後は安■の気持ちでいっぱいでした。私のターニングポイント在学中に交通事故現場に遭遇した経験から、警察官になり交通事故を減らしたいという気持ちを強く持つようになりました。広島県警察では、白バイ隊員として交通機動隊に配属され、交通事故の抑止に携わることもできました。詳しくはこちらHiroshima Shudo UniversitySHUDAIBITO no HISHO学生時代に打ち込んだこと 在学中はさまざまなことに打ち込みました。現代経済学科では、経済学の基礎をはじめ、産業政策の影響などを学びました。サークル活動はソフトボール部に所属して日々練習に励み、チームで取り組むことの大切さや継続することの重要性を学びました。中国大会に出場できたのは良い思い出です。 また、防犯パトロールや防犯教室などを行う「スリーアローズ」という広島県警察が事務局を務める学生防犯ボランティア団体にも参加しました。その時に関わった警察官の優しくて安心感のある印象が、小学校の時に接した警察官の姿と重なり、警察官という仕事に魅力を感じました。在学中に警察官と関われたことは貴重な経験でした。警察官をめざしたきっかけ 幼い頃から警察を題材にしたテレビ番組を見る機会が多く、自然と警察の仕事に興味を持つようになりました。また、在学中に交通事故の現場に遭遇し、救急搬送まで見届けた経験が、警察官になりたいという気持ちを強くしました。大学3年生になって進路を考えた時、それまでの人生を振り返ると、一番興味を持っていたのが警察の仕事だと気づきました。そこから警察官採用試験の勉強に取り組み、採用試験に合格することができました。警察官としての人生のスタート 半年間の警察学校を経て、最初に交番勤務を経験しました。親の影響でバイクに興味があり、せっかくなら白バイに乗って交通事故を減らす活動をしたいと思い、白バイ隊員をめざすようになりました。約5,000名の警察官が所属する広島県警察ですが、交白バイ隊員として その後、交通機動隊に配属され、交通指導取締りのほか、白バイ展示や駅伝のイベント対応、要人警護における先導や警戒など、さまざまな業務を経験しました。 配属当初はお世辞にも運転が上手いとは言えませんでしたが、練習を積み重ねることで交通機動隊員の中から県の代表選手として特別訓練員に指名され、全国の白バイ隊員が安全運転の技術を競う「全国白バイ安全運転競技大会」に出場できたことはとても印象深いです。女性白バイ隊員として15年ぶり全国都道府県対抗男子駅伝の先導 広島県で唯一の全国規模の駅伝大会である「天皇盃 第29回全国都道府県対抗男子駅伝競走大会」の先導も経験しました。それまでも駅伝やマラソンの先導を務めたことはありましたが、この大会は規模も大きく、男性隊員が先導しているところしか見たことがなかったので、選ばれた時はとても光栄に思いました。先導に当たっては、この大会の先導を経験された先輩方からアドバイスを受けながら、入念に走路の下見をしました。大きな問題もなく選手の安全確保という任務を完遂でき、先導が終わっ警察官としてのこれから 警察官として大切にしていることは、県民の方とのコミュニケーションです。警察官を見るだけで緊張するという方もいらっしゃると思いますが、「警察官って怖い」という印象は持ってほしくないので、親身になってお話を聞くことで、警察官に対する印象を少しでも良くできればと考えています。 また、自動車の性能は上がっていますが、現在も多くの方が交通事故で命を落としています。交通事故は誰しもが当事者になる可能性があります。交通死亡事故を減らし、交通事故で悲しむ人がいなくなる広島県をめざし、今後もパトロールや交通指導取締りを積極的に行っていきます。 知人から仕事を尋ねられた時、警察官と答えると、「大変だね」とよく言われます。警察官は法に則って現場で活動をしなければならず、対応する事案の幅も広いため、確かに大変な仕事だと思います。しかし、県民の方から感謝されることも多く、とてもやりがいのある仕事だと日々感じています。この記事を通じて、警察官に少しでも興味を持っていただけたらうれしいです。修大人の飛翔
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