広報誌「TRUTH」2025年度春夏号
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06学生が主体的に地域課題の解決に取り組むプロジェクト市政全般に関する課題の解決策や事業策定の参考とすることを目的に、市政課題を取り上げてテーマを設定し、各課題に関係する団体等と市長が自由かっ達に議論を行う場*2024年度生以降は「海外体験演習」*1*2ワークショップで制作した「たのも船」 ▲地域つながるプロジェクト*1「宮島観光活性化プロジェクト〜中江町と創る新しい宮島〜」に参加し、中江町の活性化に取り組んできました。このプロジェクトは、地域の方と外国人観光客がつながることを目的とし、イベントの企画・運営や、やさしい日本語の普及など、町の魅力の発信と向上に努めました。プロジェクトの中でも特に印象に残っているのは、宮島で課題となっている伝統文化の後継者不足を解決すべく「たのも船作りワークショップ」を企画・運営したことです。必要な資金を獲得するため廿日市市役所にて企画をプレゼンテーションし、補助金を申請しました。ワークショップは、参加者や市役所の職員の方々に好評で、「来年も実施してほしい」な2023年度、学部の科目「インターンシップ」*にて、フィリピン・セブ島で貧困救済活動を行っているNPO法人「DAREDEMO HERO」で約2週間のインターンシップに参加しました。貧困救済活動に以前から関心を持っていたものの、貧困には苦難や厳しい生活がつきものだと思い込んでいました。しかし、現地の人々は厳しい栄養状態や生活環境にもかかわらず、笑顔が印象的で、その理由を知りたいと思い、このプログラムに挑戦しました。インターンシップで最も困難だったのは、どのような形で支援を行うべきかを考えることでした。寄付などの一時的な支援だけでは根本的な解決には至らないと感じ、持続可能な方法を模索しました。その結果、私たちは貧困層出身の高ど多くのお褒めの言葉をいただきました。また、このプロジェクトがきっかけで市政車座談義*2に参加させていただき、若者代表として松井広島市長に、まちづくりについて意見を述べることができました。この活動を通じて、熱意を持って挑戦することで多くの方が共感し、一緒に動いてくれることや、成功や失敗という結果に関わらず、経験を振り返ることで成長できるということを学びました。今後もさまざまな方と協力しながら、地域貢献活動に挑戦していきます。校生を対象とした書道教室を提案しました。この教室では、高校生が自己表現や尊厳を育むことをめざし、それぞれの夢や興味に関連する言葉を選んで作品を制作しました。そして、これらの作品を広島修道大学の図書館で展示し、多くの人に貧困問題への関心を持ってもらうきっかけを作りました。インターンシップでは現地を何度も訪れたことで、写真だけでは分からない現実の厳しさを目の当たりにし、「自分の目で見て感じる」ことの重要性を学びました。私はその他にも吹奏楽団の団長など、多くの挑戦を通じて自信を培い、困難な状況にも前向きに取り組む姿勢を養ってきました。挑戦は未来を切り拓くための原動力であると考えています。あいなCREATIONCHALLENGE挑戦岸 達哉 さん藤田 愛菜 さんきしたつやふじた国際コミュニティ学部国際政治学科 4年広島県・美鈴が丘高校 出身人文学部英語英文学科 4年広島県・比治山女子高校 出身地域の課題解決、活性化への取り組み海外の貧困問題について、持続可能な支援の形を考えるのとして拠点創造と

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